分かるからこそ、という話。
私の友人が仮面ライダージオウの終わり方を非常に熱く語ってくれて、私も似たような感性の持ち主なので「分かる!分かるよ!!」と何度も頷いておりました。
平成ライダーという存在を大団円で終わらせられるわけはなく、むしろ大団円で終わらせたらそれぞれの作品で主人公達が足掻いた結果を濁らせてしまうよね、という話にも至りました。
とはいえ、私も全部観て来たわけでもないのでアレなんですが、平成ライダーにしろ他の漫画やゲーム、そしてそうしたもの以外で……例えば手芸なんかもそうですが、「何かの知識があったり、物事に気付きやすい」と「他の人より更に良い意味で苦しんだり楽しんだり、作品に共感できるな」と。
例えば先程の仮面ライダーでは、鎧武の世界に早い段階で「ユグドラシル」という単語が入った会社が出ますよね。
北欧神話を少しかじった人は、その時点で「あれっ?」ってなると思うんですよ。
(そもそも脚本の方が有名なあの人なので……ということは一旦置いといて)
後半の方の果物に「ヨモツヘグイ」とか出るじゃないですか。もうこの時点では作品の流れそのものが大変なことになっていますからその単語が意味することが分からなくとも「なんかヤバいんだろうな」と伝わりますが。
日本神話をちょっとでもかじった人は「アカーン!!!(某芸人さん風に)」なると思うんですよ。
完全に駄目なやつやん!って頭を抱える状態というか。
SAN値チェックさせられるというか。
なんというか、色々な作品って見る角度を変えて……だけじゃなく、知識があるともっと楽しめるというか、「あー!そういうことかー!!」ってなるんだなあといい歳してからよく分かりましたね。
そういう意味では、あまり興味の無い分野でももう少し早い内に触れておきたかったとか思いますね。因みに私の場合は世界史がそれです。